【究極の東京の郷土料理】粉から野菜まで!東京素材にこだわる「押上よしかつ」で季節の江戸東京野菜を頂いた。

「押上よしかつ」店主の佐藤勝彦さんとの出会い

初めて佐藤さんとお会いしたのは令和元年の秋です。

もう2年前になりますか…。

私が「江戸東京野菜コンシェルジュ」の資格を取得する為に受けていた講座に、佐藤さんは講師の一人として登壇されました。

飲食店の経営者であり、料理人でもあるという立場から江戸東京野菜について語ってくださったのですが、その熱量に圧倒されて「これは是非、お店に伺わなければ…!」と感じたのを今でも覚えています。

その講座の帰り道、私は本屋に立ち寄って、佐藤さんの著書「江戸東京野菜」を購入しました。

「江戸東京野菜」は江戸東京野菜の図鑑であり、レシピ本でもあります。

「江戸東京野菜とは?」の記事 : 【江戸の農家の軒先を借りて雨宿り】江戸東京たてもの園に行ってきた。

今、楽しめる江戸東京野菜を事前に確認したところ…

2021年9月末にようやく緊急事態宣言が解除されて「外食したいな」と思った時に、先ず思い浮かんだのが「押上よしかつ」さんです。

現在、江戸東京野菜は50品目が登録されていますが、流通量は極めて少なく、いつでも必ず入手できる訳でありません。

50品目の江戸東京野菜が気になる方は、JA東京中央会「江戸東京野菜について」をご覧ください。

お店に伺う前日、押上よしかつさんに電話して「今、楽しむことができる江戸東京野菜はありますか?」と伺ったところ、「そうですね…。今はちょうど少ない時期でして…、内藤カボチャを使った料理とあと何種類かはお出しできますよ…。」とのことでした。

1品目でも楽しめるなら良しと思って予約させて頂きました。

そして、実食。

お店に到着すると、佐藤さんがお出迎えしてくださいましたが、とてもお元気そうでした。

注文は「今、楽しめる江戸東京野菜の料理を佐藤さんのお勧めで。」とお願いしました。

【盛り合わせ】江戸東京野菜の漬物3種

まず出して頂いたのは練馬ダイコン、馬込半白キュウリ、シントリ菜の3種類の漬物の盛り合わせです。

すべて江戸東京野菜!

【味噌】内藤トウガラシ

ほぼ同時に出して頂いたのが、キュウリと味噌です。

味噌には内藤トウガラシが入っていて、辛さにキレがある感じがします。

あれ…? そう言えば、今は江戸東京野菜は少ない時期なのでは?

既に4種類の江戸東京野菜をだして頂き、初めから度肝を抜かれました。

青酎4種の飲みくらべ

そして、お酒は「青酎(あおちゅう)」という東京都青ヶ島村の焼酎です。

白麹、黒麹、自然麹(麦麹用の大麦、麹菌などの原材料の全てが青ヶ島産!)、自然麹の4種類を飲み比べることができます。

青酎はとても個性的な味と香りで、もしかしたら好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私はとても気に入りました。

江戸東京野菜3種の漬物と、キュウリを内藤トウガラシの入った味噌に付けてかじりながら、青酎をチビチビと飲んでいると、幸福感がジワリと湧いてきます。

そうです、私は飲兵衛なのです。

【炒め物】千住一本ネギ

次は、これも江戸東京野菜である千住一本ネギをゴマ油で炒めて、鰹節をふりかけた一品です。

とてもシンプルですが、だからこそ素材の良さが分かりやすい!

千住一本ネギの旨味と甘味がたまりません!

これは地場産のネギを使って自宅でもつくってみます。

油揚げを足しても良いかもしれません。

内藤カボチャの素揚げと八丈オクラ、シントリ菜の煮浸し

こちらもとてもシンプルな料理ですが、3品目すべて江戸東京野菜です。

それから、内藤カボチャと八丈オクラにかけている塩も東京都産(青ヶ島産)だそうです。

このこだわり、尋常ではないですよね…。

東京豚(東京X)のやわらか茹で

豚肉はもちろん東京産ですが、付け合わせの舞茸の産地も東京都(日野原村)、シントリ菜は江戸東京野菜です。

そして、奥にちらりと見えているのは自家製の醤油ダレなのですが、この醤油は「キッコーゴ丸大豆醤油」と言って、この産地も東京都(あきる野市)です。

参照 : 近藤醸造株式会社 「キッコーゴ丸大豆醤油

【グリーンもんじゃ】明日葉のもんじゃ焼き

忘れてしまいそうでしたが、「押上よしかつ」さんはもんじゃ焼き屋さんです。

〆に頂いたのは、明日葉(あしたば)を使った「グリーンもんじゃ」です。

明日葉ももちろん江戸東京野菜です。

【食後のお茶】練馬金子ゴールデン

食後に麦茶をだして頂いたのですが、その麦の産地もやはり東京都(練馬区)です。

麦の品種名が「金子ゴールデン」というのですが、この麦は国内初のビール麦として育成されたものです。

最後の最後まで、隙が見当たりません。

まとめ

この時期、季節の江戸東京野菜をこんなにたくさん楽しめる店は「押上よしかつ」さんだけだと思います。

今日、私が頂いた江戸東京野菜は8品目です!

味はもちろん、とても美味しかったです。

佐藤さんの料理はとてもシンプルですが、それは素材の良さを引きだす為に、必要以上に手を加えないようにしているからではないかと感じました。

(全然違っていたら申し訳ありません…。)

しかし、それではただの「希少価値」でしかありません。

それはそれで凄いことなのかもしれませんが。

それよりも私が価値があるなと感じたのは、佐藤さんと江戸東京野菜の生産者の方たちとの関係性です。

長期化するコロナ禍の影響で、飲食店が大ダメージを被っているのは皆さんご存じの通りですが、飲食店と取引している農家にも同様のダメージを受けている方たちが多くいます。

そうした方たちの中には、取引先の飲食店が稼働する見込みが立たなかった為に、生産を止めるしかなかった方たちも少なくなかったそうです。

こうした状況下で、元々の流通量が極めて少ない江戸東京野菜をこれだけ豊富に揃えることができるのは、佐藤さんと農家の方たちが長い年月を重ねて築いてこられた関係性があるからです。

佐藤さんとお話しすると、生産者の方たちへの感謝と尊敬の念を強く感じます。

素晴らしい料理とお話しをありがとうございました。

また時々伺わせて頂きます。

「押上よしかつ」の情報はこちらからご覧ください。(HOT PEPPER グルメにリンクします。)

おまけ

佐藤勝彦さんの著書「江戸東京野菜」にサインを頂きました。

お願いすると「サインなんて、そんな…」と恐縮されていましたが、強いてお願いしたところ可愛らしいサインを書いて頂きました。

これからも大切にします。

3 COMMENTS

ゆっち

「押上よしかつ」さんの
漬物、ネギ炒め、もんじゃ焼き
美味しそうでした!!

シンプルが素材を美味しく
食べるということ、
新鮮だからこその調理なのですね‼️

今夜は、胡麻油で炒めて鰹節をかける料理を作ります😄

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ゆっち

長ネギをゴマ油で炒めて
鰹節をかけていただきました。
長ネギが甘くて美味しかったです‼️
参考になりました。

返信する
農のある暮らしをする雀

ゆっちさん、いつもコメントありがとうございます。
さっそくご自宅で試されたのですね!
美味しくできて良かったです。
私はまだ試せていません。f^^;

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