野菜づくり体験は卒業します。
2021年5月から参加していた「野菜づくり体験」。
都内近郊の畑の一画を借りて、地域の農家の方たちに指導して頂きながら約20種類の野菜を育てましたが、収穫がほぼ終わり、契約期間ももう間もなく満了になります。
学びが多く、とにかくとても楽しかったので、来春からまた改めて参加しようかな…とも思うのですが…。
実は、私にはまだやりたいことがありまして、野菜づくり体験は契約期間の満了をもって卒業します。
援農ボランティアを始めました。
目的
私がやりたいこととは「援農ボランティア」です。
その目的の一つは、農地面積も、農業に従事している人口も減少し続けている「都市農業」の楽しさ・必要性をPRしていくことです。
また、そのPR活動の一環として「一緒に農作業をして、収穫物を調理して食べる」という内容のオフラインのイベントも継続的に実施していけたらと考えています。
キャッチコピーは「一緒にごはんを食べよう、畑のとなりで」

農地を舞台にして、ゆるやかな多世代・多国籍コミュニティづくりに貢献できたらなと思っています。
冨澤ファームさんのご紹介
そういう訳で…
私はこれから月に数回程度、冨澤ファームさんで援農ボランティアをさせて頂くことになりました。
冨澤ファームさんは東京都三鷹市北野でおよそ120年続く農場です。

年間30品種ほどの野菜を栽培されていますが、その野菜たちは庭先での直売やJAファーマーズマーケットで販売されているだけでなく、地域の保育園・学校の給食にも提供されていて、地域でとても親しまれています。
冨澤ファームさんの農業の特徴の一つは、地域資源を活用して環境に配慮していることです。
◎ LFCコンポスト(※) ← New✨
(※)野菜生産→お店で野菜使用→生ごみ回収→堆肥化→野菜生産といった食と経済の循環を目指しているとのこと💡
◎ 落葉堆肥農法
◎ 天敵利用
「安心安全な農産物を生産」という当たり前のようで、実はそうではないことにもすごく力を注いでいます。
◎ 東京都エコ農産物認証
◎ 東京都GAP認証
【冨澤ファームさんのSNS】
Instagram : @tomizawa_farm
Facebook : @takeshi.tomizawa.7
その上で、江戸東京野菜を生産しているのも冨澤ファームさんの特徴の一つです。
のらぼう菜、内藤カボチャ、伝統大蔵ダイコン、下山千歳白菜、寺島ナス(苗のみ)等の江戸東京野菜を生産されています。
↓ ハウス内で生育中の「のらぼう菜」の苗

↓ 露地栽培している「のらぼう菜」

収穫は来年の2月頃?それは天候次第です。
↓ 種取り用でしょうか? 9月だか10月に収穫が終わっている内藤カボチャもありました。

「江戸東京野菜とは? その魅力について」は別の記事で改めて。
本日、お手伝いした内容
本日、私が少しお手伝いした作業は一言で言えば「野菜たちの冬支度」です。
↓ 霜対策として、ジャガイモに寒冷紗(かんれいしゃ)をかけました。

私が野菜づくり体験で使っていた寒冷紗とはサイズが全く違います。
援農ボランティアの先輩にやり方を教わりながら、二人で「エイっ」とかけました。
↓ 冨澤さんと先輩が早朝に収穫した野菜を自販機に入れました。

↓ 小松菜に弓(青いやつ)を張り、その上にトンネルをかけました。

この作業も主に霜対策です。

↓ 伝統大蔵ダイコン(江戸東京野菜)の収穫も!

伝統大蔵ダイコンはその形状も独特で、先が細くなっていなくて、丸みを帯びています。
見た目は可愛らしいですが、、
援農ボランティアの先輩が
「青首ダイコンと比べて引っこ抜くのが難しくて…すぐに腰が痛くなるんですよ…。」
と教えてくれました。
言われてみれば、なるほど!
伝統大蔵ダイコンに限らず、一時期、江戸東京野菜が市場からほぼ消滅してしまった一因はこういうところにもあるようです。
お昼ごはんをご馳走になりました。
冨澤ファームさんの近隣には保育園や小学校があり、子供たちの賑やかな声が聞こえてきます。
その声をBGMに楽しく作業している内に、あっという間にお昼の時間です。
↓ なんと、冨澤さんが手料理を振舞ってくださいました。

すごく美味しくて、私も自宅でもつくりたいと思って
「これは、オイスターソースで炒めたのですか?」
と聞いてみたところ
「分からないです…。何かの素(もと)で適当に炒めました😁✨」とのこと。
それがリアルな農家めし!
今日の晩ごはんは…?
楽しい農作業が終わった後に、冨澤ファームさんの新鮮な野菜を購入。
何をどのように調理したら美味しそうか、冨澤さんや冨澤さんのお母さま、ボランティアの先輩との会話の中からヒントを頂きつつ…、そのレポートはまた後日改めて。